#3-2 それなりに意味のあるプログラムを作ろう(後編)
1 このプログラムを作るにはiostreamを使います。
3 プログラムの開始位置はここですよ。
4 THEORETICAL_HRMAXは変わることのない数字で、小数点を含むそこそこ大きい数で、その値は206.9です。
5 COEFFICIENTは変わることのない数字で、小数点を含むそこそこ大きい数で、その値は0.67です。
6 ageは整数で最大億単位の大きさです(この数字は変化する数字です)。
7 hrmaxは小数点を含むそこそこ大きい数字です(この数字は変化する数字です)。
9 標準の画面への出力で「How old are you? 」と表示。
10 標準の入力で年齢が入力されます。
12 hrmaxはTHEORETICAL_HRMAX-age×COEFFICIENTと計算します。
14 標準の画面への出力で「Your max HR is 」と(計算結果の)hrmaxを表示します。
16 これでプログラムは終了です。
大文字か小文字か問題
前回の記事でモヤモヤした人も多いはず。
なぜ、THEORETICAL_HRMAXとCOEFFICIENTは大文字で、ageとhrmaxは小文字なのかと。
これは、C++のプログラミングをする上で、値が決まっている場合は大文字、値が変化するものは小文字で名前を付けるというルールを採用しているプログラマーが多いから。
多数派に従うことで、他の人がソースコードを見た場合でも、小文字で書かれているから値が変化するということがパッと分かる。
プログラミングをする上では、サイレントマジョリティーになったほうが良いというわけだ。
保存とコンパイル
分からない人は#2-2へ。
プログラムの実行
コンパイルが成功したら、ファイル名を入力してプログラムを実行してみよう。
画面に”How old are you?”と表示されるので、年齢を入力する。
そうすると、計算が実行されて、最高心拍数が表示される。
ちゃんと計算結果が合っているか不安な場合は、電卓なりExcelなりで確かめてみると良い。
無事に最高心拍数を求めるプログラムが完成したので、今回はこれで終了。
次回、#4 0歳児の最高心拍数を計算するに続く。